※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです
- スワンナプーム空港からGrabの「時間単位で借りる」はできず、目的地指定の方法のみ可能(複数目的地を指定することで時間単位で借りるのと同様は可能)
- Grabで時間単位で借りたい場合、エアポートレールリンクで空港から1駅隣のラートクラバン(Lat Krabang)駅へ行けば可能
- 乗車後の「目的地理由による運行拒否(洪水・浸水など)」に対する現場での対応手順
- Grabではなく、事前に相談することが可能なチャーター方法も検討の余地あり
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タイ・バンコクの玄関口であるスワンナプーム空港。ここから観光地や近隣の県まで効率よく移動したいとき、配車アプリ「Grab」の時間単位で借りる(チャーター)機能を検討する方も多いのではないでしょうか。
今回、空港からチャチューンサオ県の3つのガネーシャを回ってドンムアン空港に向かうというプランで6時間の時間貸しを利用しようとしたところ、少し珍しいトラブルと手続きを体験することになりました。
現場で焦らないためのポイントや、知っておくと役立つ手順をまとめてみましたので、同じように困っている方の参考になれば幸いです。

スワンナプーム空港からは「時間単位で借りる」が選べない?
まず最初に直面したのが、配車アプリGrabの「時間単位で借りる(rent by the hour)」で、乗車地をスワンナプーム空港に指定するとエラーが出て進めない、という点でした。
何とかできないかと思い、乗車地などを少し変えたり、すべての目的地を指定してみたり、といろいろやってみましたが、配車のマッチングまでたどり着けませんでした。そのため空港内にあるGrabの乗車ポイントまで行って、Grabの関係者に聞いてみたところ、空港では時間単位で借りることはできないということが判明しました。
以下モバイルのスクリーンショットで解説します。
Grabのアプリから赤枠の「配車(タクシー)」をタップし、続いて「時間単位で借りる」から進みます。


続いて「ライドを予約」をタップすると乗車地を選択する画面に…


スワンナプーム空港の乗車ポイントを指定すると、「Sorry, Grab’s not available in this region!」というエラーメッセージとともに進めなくなります…

空港発の配車には特有の制限やルールが設定されていることがあるようです。ちなみに目的地をすべて入力すれば乗車は可能なので、チャチューンサオのピンクのガネーシャなど目的地をすべて指定すれば問題なさそうです。
【試した回避策】 空港からエアポート・レール・リンク(ARL)に乗って、1駅隣のラートクラバン(Lat Krabang)駅(A2)へ移動してみました。
移動後のラートクラバン駅周辺で再度Grabを開いて検索してみたところ、無事に6時間の時間貸し車両を手配することができました。
ラートクラバン駅からなら時間単位で借りることが可能で、市内、市外のエリアに対して、車種ごとに時間を選べます。金額は以下になります。


2時間、4時間、6時間、8時間、10時間と選択可能です。




Airport Rail Link ラートクラバン駅の様子と乗車の流れ
ラートクラバン駅の駅前は特にお店や大きな建物があるわけではなく、かなりシンプルな構造です。というか駅付近にはコンビニなども何もありません…
ラートクラバン駅下の様子↓

エアポートリンクの高架の線路下に並行して車が入ってくるスペースがあるのですが、当日は大雨の影響で水がしっかり溜まっていました。
足元や車の進入に少し気を遣う環境でしたが、無事に配車された車へ乗り込み、目的地であるチャチューンサオ県のワット・サマーン・ラッタナーラーム(ピンクのガネーシャ)へ向けて出発しました。
しかし、ここで予期せぬ出来事が起こります。
駅下を端まで歩いたところのピックアップポイント↓

乗車できたのに…まさかの運行拒否が発生
走り出したものの、目的地周辺の道路が広く洪水(浸水)しているポイントが多く、ドライバーから「(ピンクのガネーシャがある)チャチューンサオに行くのは難しい」と乗車拒否(運行中断)の申し出を受けたのです。
ドライバーは全く英語を話さず、すべて翻訳アプリでのやり取りでした。そのためなかなか会話が進まず、非常に時間がかかりました。
安全面や車両の水没リスクを考えると無理強いはできない状況でしたが、問題はアプリ上の処理と返金方法でした。
Grabで車種を選択する際に、「バン」や「SUV」を選択していれば行くことは可能だったと思います。実際に1週間後タイに戻ってきてから、バンをレンタルしましたが、事前にルートを説明して特に問題なく行くことができました。ただし、2026年10月中旬のチャチューンサオはまだ冠水している場所がありました。
ラートクラバン駅の周辺には本当に何もありません↓…

乗車後に運行拒否されたときのアプリ処理と返金の手順
配車完了後に途中で運休となった場合、乗客側のアプリ画面からはキャンセル処理ができない仕様になっています。
今回はドライバーと相談し、以下のような流れで対応することになりました。
- このまま旅程を完了にする(ドライバー側に何らかのオペレーションがありそう)
- アプリ決済された運賃の金額を、ドライバーからその場で現金で返金してもらう
アプリを返金手続きに乗せるとやり取りが複雑化するため、現場で相互納得のうえ現金で清算する形となりました。事情が事情だけに互いに納得のいく解決策でしたが、こうしたイレギュラーな運用になることもあるということは知っておくと安心です。
Grabドライバーの取り分
返金処理はスムーズに終わったものの、大変だったのはその後です。
同じドライバーのままラートクラバン駅に戻る交渉をしたくなかったため、すぐに車を降りることにしました。その場所が駅からは歩けなくもない距離でしたが、駅とは反対方向への一方通行の道だったためなのか、目的地までが近すぎるためなのか、配車マッチングまで時間がかかりました。そしてマッチングから車が来るまでも時間がかかり、それを炎天下の中で待つことになったため、非常に体力を消耗しました。日本深夜発で早朝に猛暑のバンコクについたところでもあり…
ちなみに、このドライバーとの交渉の中で、Grabの運賃のうちドライバーさんの取り分がどれくらいなのかということを思いがけず見る機会がありました。(※プラットフォーム手数料がいくらなのかということを知ることができました)
ここまで戻ってくるのにとても大変な思いをしました↓

今回の体験から学んだことまとめ
今回のトラブルを通して分かったポイントは以下の4つです。
- スワンナプーム空港発では時間貸しがエラーになるので不可能
- 隣のラートクラバン(Lat Krabang)駅(A2)まで移動するとチャーター可能になる
- 冠水・洪水などの現地状況により、乗車後に拒否されるケースもある
- 乗車の途中で終了する場合、一度旅程を完了させて現金で返金してもらうやり方がある

旅先でのトラブルは焦ってしまいがちですが、仕組みや対処の選択肢を知っておくだけで気持ちに余裕が生まれます。
配車アプリはタイの旅行者にとって強い味方でありますが、こうしたこともあるんだとGrabのチャーター利用を検討されている方の参考になれば幸いです。
と、ここまで書いておきながら最後に個人的な意見を…
空港から時間単位で借りることができなかったので1駅移動してチャーターしてみましたが、こんなことしなくてもいいと思います笑 空港からでもすべての目的地を指定すればいい話です。ちなみに今回訪れたチャチューンサオのガネーシャ施設3つをスワンナプーム空港発、ドンムアン空港着で後日Grabで指定してみたところ、6時間チャーターより安かったです。
何もない駅まで荷物を持って移動し、そこでやっとチャーターできたものの変な場所で降ろされ、そこからまた何もない駅にGrabで戻る。という無意味な時間を過ごしました。
エアポートレイルリンクはクレジットカードのタッチ決済で乗ることができます↓これは便利。


暑さにやられてとても疲れました。そしてこの時はガネーシャをあきらめました。ラートクラバン駅からスワンナプーム空港に戻り、シャトルバスでドンムアン空港に向かいました…
結果的に1週間後に私はGrabではなく、バンをチャーターして行きました。SNSで色々見てみると、実際に洪水して封鎖されている道路があったので、事前に相談できるところに頼んで、実際に安全に行けるのかを確認してから訪れました。
3つのガネーシャは美しいので見に行く価値は十分にあり、おすすめです。ですが、何かのついでに行くのはそれなりの準備が必要かもしれないと思いますし、全部回るならある程度コストを払って行ったほうが楽しめるなと思っています。

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