※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです
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東大門(トンデムン)といえば、服やアクセサリーを求めて巨大なファッションビル群を夜間に歩き回る「ナイトショッピング」の聖地です。しかし、不規則なスケジュールになりがちな東大門滞在時、深夜や早朝に突然襲ってくる空腹をどう満たすかは、旅行者にとって悩ましい問題です。
今回は、限られた滞在時間を最大化し、メニュー選びのミスマッチを防ぐ視点から、ナイトショッパーの強い味方となる「東大門本家大釜ソルロンタン(동대문본가가마솥설렁탕)」での最適な食事選びを徹底解説します。

東大門市場の営業形態
東大門エリアの問屋街やファッションビルは、夜の20時〜22時頃からオープンし、翌朝まで営業するという、世界でも珍しい昼夜逆転の営業形態をとっています。
これは店主が商品の買い付けを深夜に行うことで、日中の時間帯の商売を止めなくて済むということでこの時間帯に営業するようになったと考えられます。また金曜の早朝から土曜の夜までの約2日間が休業となっているビルや店舗が多いです。ナイトショッピングの際は曜日にご注意ください

これまで26回にわたり韓国を訪れてきましたが、東大門市場のこの特殊な時間帯の中で、ハイテンションでお店を回っていると、突然おなかがすきます。
深夜2時や早朝5時に開いている飲食店をゼロから探して歩き回るのは、体力的な負担だけでなく、貴重な買い物時間を削ってしまう大きなリスク(タイムロス)になります。広大な東大門市場を攻略するには、「いつ、どこで、何を食べるか」をあらかじめ決めておき、タイパ(タイムパフォーマンス)良く動くことが非常に重要です。

東大門エリアは、東横INNがあります。日系のホテルで非常にコスパが良いです。またなんといっても、買い物をして荷物が増えたとしてもホテルに置きに戻れます。東大門での買い物はかさ張るものが多くなるので、買い物の途中でホテルに荷物を置きに帰れるというのは非常に安心です。
「東大門本家大釜ソルロンタン」
そこで、深夜・早朝の食事難民にならないための確実な選択肢としておすすめしたいのが「東大門本家大釜ソルロンタン」です。
最大のメリットは、地下鉄の東大門駅1番出口から徒歩約1分という圧倒的な好立地と、年中無休の24時間営業であることです。巨大なショッピングエリアのすぐそばにあり、買い物の動線を大きく崩すことなくいつでも温かい食事ができるため、リスク管理の観点からも非常に優秀な店舗です。
東大門の市場エリアにも食事できるところはあります。そしてそういうお店で市場の人に支えられているようなお店はボリュームもあっておいしいところが多いです。ただ、韓国ならではのおいしい料理をどうせなら専門店でいただきたい!という気持ちはどんな過酷な状況になっても変わらない(という人もいる笑)と思います。

歩き回って疲れていて、しかも空腹となると探すのが面倒になります。ここからは、そんな悩みにこたえるべく、お店の看板メニューである「ソルロンタン」と、名物「カルビタン」を比較します。それにより、シチュエーション別にどちらを頼むべきかの参考になればと思います。
また、このお店はポイントカードがあります。ポイントを15個全部ためると10000ウォン分の割引を受けることができます。ただし有効期限があるので、旅行で行く場合だとなかなか貯めるのは難しいです。


仁寺洞エリアのおすすめの朝食として「里門ソルロンタン」の記事や、広蔵市場のメウンタン食べ比べの記事のあります。
深夜の小休止:ソルロンタン
ナイトショッピングの真っ最中、「ちょっとお腹に入れたいけれど、胃がもたれるのは避けたい」という深夜帯に最適なのがソルロンタンです。
ソルロンタンというのは牛骨を煮込んだスープで、そこに自分で味付けをしていただきます。卓上の塩や胡椒、キムチを使って自分好みにカスタマイズするのが基本スタイルです。あっさりとした乳白色のスープは、歩き疲れた身体に優しく染み渡ります。

注文から提供までのスピードも非常に早く、サクッと食べてすぐに移動したい時のタイパは抜群です。
ただし、「がっつり食べてスタミナをつけたい」という時には少し物足りなさを感じるかもしれません。ここでのソルロンタンは、あくまで「胃への負担を抑えつつ、素早くエネルギー補給をするためのメニュー」としての活用が理にかなっています。
【美味しく食べるコツ:味のチューニング】 ソルロンタンのスープは、提供された時点では味付けがされていません。まずはそのままスープを一口味わい、卓上にある「塩」を少しずつ足して、自分好みの塩加減に完成させていくのが韓国のスタンダードな食べ方です。胡椒もアクセントになります。

圧倒的な肉のインパクト:カルビタン(王カルビタン)
一方、朝方まで歩き回って「ついに目当てのモノを買えた!」という達成感とともに、がっつりエネルギーをチャージしたい気分の時におすすめなのがカルビタンです。個人的には肉のボリュームがあって、見た目のインパクトもあるので、カルビタンがおすすめです。

おそらく実物は想像している以上の大きさです。入れ物からはみ出た骨付き肉にはアニメ的かつ劇画的な感じもします。肉好きであれば、一度トライしてみてほしいです笑。他の国やお店ではなかなか見ないビジュアルだと思うので、経験してみてほしいです。
ハサミで骨から肉をジョキジョキと切り分けて食べるスタイルは、韓国ならではのダイナミックな食体験です。価格はソルロンタンよりも上がりますが、徹夜明けの疲労を一気に吹き飛ばすだけの付加価値と満足感が得られます。
スープ自体にも肉の旨味がたっぷりと溶け込んでおり、食べ応えを重視するなら迷わずこちらを選択してください。
【美味しく食べるコツ:ハサミで解体】 提供時についてくるハサミを使って、骨から肉をジョキジョキと切り分けてから、付いてくるタレにつけて食べたり、スープと一緒に食べます。スープ自体にも肉の旨味がたっぷりと溶け込んでおり、疲労を一気に吹き飛ばす満足感が得られます。

どっちを選ぶ?ナイトショッピングのフェーズ別結論
その日のコンディションや疲れ具合、ショッピングの進み具合から逆算したメニュー選びの結論は以下の通りです。
- ソルロンタンがおすすめの人:深夜のショッピング途中の小休止。胃への負担を最小限に抑えつつ、タイパ良くすぐに買い物を再開したい。
- カルビタンがおすすめの人:早朝のショッピング終了後の打ち上げ。大きな肉にかぶりついて、夜通し歩き回った疲労をがっつり回復させたい。
【一目でわかる】ソルロンタン vs カルビタン 比較表
東大門でのナイトショッピングのシチュエーションに合わせた比較を表にまとめてみました。その日のコンディションから逆算して選んでみてください。

| 比較項目 | ソルロンタン | カルビタン(王カルビタン) |
| 目的 | 胃腸の休息・素早いエネルギー補給 | 疲労回復・がっつりスタミナ補給 |
| 特徴とボリューム | 優しいスープがメイン(控えめ) | 肉がメイン。巨大な骨付き肉(圧倒的) |
| 価格 | 12,000 KRW | 18,000 KRW |
| おすすめのタイミング | 買い物途中の小休止 | 買い物終了後の打ち上げ |
どちらもベースとなるスープの質が高く、深夜や早朝の選択肢が限られる時間帯に、このレベルの食事ができるのは大きなメリットです。ご自身のショッピングスケジュールに合わせて、最適な一杯を選んでみてください。

知っておくと安心!ローカルルールと実用情報
初めての店舗、かつ深夜となると入店に少しハードルを感じるかもしれません。事前に以下のポイントを押さえておけば安心です。
1. メニューと注文方法
注文は少しハードルが高いです。メニューは壁に貼られていますので、口頭での注文か、写真を撮ってその写真を見せて指をさしての注文になります。ここで解説しておきます。
翻訳したメニューが以下の写真です。左上がソルロンタンで、その下が特ソルロンタンです。肉が多くなります。その下が今回説明しているカルビタンで「王カルビタン」です。

韓国語が分からなくても、壁の写真を指差しながら「ソルロンタン、ハナ(1つ)」「ワンカルビタン、ハナ(1つ)」と伝えればスムーズに注文できます。
2. キムチのシステム
韓国の食堂でお馴染みのキムチとカクテキ(大根キムチ)は、以前は丸いステンレス製の入れ物があってセルフサービスでしたが、今回はそれはなくなっていました。
配膳のときに持ってきてくれますが、お変わりは自由です。キムチとカクテキをハサミで一口大にカットしていただきます。キムチだけではなく、カクテキも大きいままの形で提供されます。これが特徴的ですが、このカクテキをはさみで細かく切っていただきます。

3. 決済事情(クレジットカード対応)
東大門のナイトショッピング(特に屋台や一部の問屋)では、まだまだ現金が必要になる場面が多くあります。これは実は要注意で、そのため現金が不足しがちです。
こちらのお店はクレジットカードやコード決済が可能です。貴重な手持ちのウォンキャッシュを減らすことなく、食事ができるのは非常に大きなメリットです。
4. トイレ事情
深夜の東大門市場周辺で、清潔で安全なトイレを探すのは意外と難易度が高い(ボトルネックになる)問題です。
こちらの店舗は店内奥にトイレがあり、食事のついでに済ませておけるため、その後のショッピングをスムーズに再開することができます。
5. アクセス方法
地下鉄1号線、4号線の東大門駅1番出口を出たら、そのまま直進し、最初の角のところがお店です。
お店の前からも東大門が見えています。大通りに面した明るい場所にあるため、深夜・早朝の移動でも安心です。
東大門本家大釜ソルロンタンの店前から東大門を見るとこんな感じ↓です。



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