ビエンチャンからバンビエン/ルアンパバーンへ ラオス中国鉄道(LCR) VS バス 結局どっち?徹底比較

ラオスのビエンチャンからルアンパバーン駅に到着した時に撮ったルアンパバーン駅の写真 アジア
Luang Prabang Railway Station©2026 imadoko-imakoko.com

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ビエンチャンからラオス北部方面への行き方について、高速鉄道とバスで比べてみました。

2025年にラオス中国鉄道(Laos-China Railway)でビエンチャンからルアンパバーンまで行き、2026年にバスでビエンチャンからバンビエンに行きました。 この経験から LCR VS バス のコスパとタイパの比較をしています。

飛行機の国内線も選択肢になりますし、実際に利用したこともありますが、ここでは検討から外しています。

【結論】ラオス移動の最適解:目的地と「タイパ」で選ぶ

結論から言うと、現在の移動は高速鉄道と高速道路が出来たおかげで目的地でおススメ度が決まります。

  • ルアンパバーンへ行くなら:鉄道(LCR)一択
    • バスだと山道で6〜8時間かかる一方、鉄道なら約2時間。圧倒的なタイパの差があります。駅が郊外にあって、ホテルまで順番が悪いと30分かかりますが、それでも圧倒的に早いです。
  • バンビエンへ行くなら:ミニバスが優位
    • 鉄道はバンビエンの駅まで1時間で着きますが、LCRの駅はどれもみな郊外にあります。そのためホテルまでの移動を考えるとミニバス(高速道路経由で約1.5〜2時間)と実質的な移動時間はほぼ変わりません。
  • 注意点: 鉄道は「荷物検査が厳しい(スプレー缶・刃物NG)」ため、キャンプ道具や大量の液体を持ち歩く場合はバスが現実的な選択肢になります。

こちらでは→ルアンパバーンで早朝の托鉢を何時にどういう観点で見たらいいかをまとめています。

ビエンチャン~バンビエンまで移動の予約はここから【klook】
管理人が撮影したラオス中国鉄道(LCR)のビエンチャン駅の電光掲示板の写真。僧侶郵船の文字が見える。

改札上にあった電光掲示板の写真。ここにも僧侶優先の文字があります。

【比較検証】鉄道 vs ミニバス vs 大型バス 項目別比較表

ビエンチャンからバンビエン/ルアンパバーンまでは、かつてのような狭い悪路を、夜行を含め長時間かけて移動することはなくなりました。

ビエンチャンと中国を結ぶラオス中国鉄道(LCR)と、ビエンチャンとバンビエンを結ぶ高速道路ができたおかげで、とても快適に移動することができるようになっています。

項目鉄道 (LCR)ミニバス大型バス
バンビエンまでの所要時間約1時間約1.5〜2時間約2.5時間~4時間
ルアンパバーンまでの所要時間約2時間〜2.5時間約5〜7時間約7〜9時間(夜行バスもあり)
料金目安約1,500円〜5,500円約1,200円〜2,200円約800円〜3,800円
発着場所市内から遠い郊外駅市内中心部市内中心部
発着頻度(1日5本)(満席次第発車)(1日1~5本定時)
予約難易度 (数日前に完売も) (当日予約も可能) (当日予約も可能)
荷物制限厳格 (スプレー・刃物NG)緩い(満席直前だと荷物が入れられない可能性あり)ほぼなし
快適性非常に静かで快適高速道路で比較的快適山道で悪路、揺れる
いまココ!管理人が乗ったラオス中国鉄道(LCR)の1等クラスの座席の写真

LCRのビエンチャン~ルアンパバーン間 1st cass車内の様子

ホテルからビエンチャン駅までの送迎を今すぐ予約【klook】

【解説】鉄道 vs ミニバス メリット・デメリットとリスク

上の表から明らかなように、選択肢としては、爆速の「ラオス中国鉄道(LCR)」か、安定の「ミニバス」か、になると思います。

大型バスはミニバスと比べると料金のわずかな差で優位(20,000~30,000キープ)になります。

しかし、タイパでも快適さでも選択することはほぼないと思います。ただ、夜行は大型バスにしかないので、どうしても夜間に移動したい場合は選択肢になるかもしれないです。

実際に乗った経験からのメリット・デメリットをまとめます。

管理人が撮影したラオス中国鉄道(LCR)のビエンチャン駅の待合所の写真。とても大きな駅であることが分かる。

LCRビエンチャン駅の駅構内の様子。とても広い。

鉄道(LCR)のメリット・デメリットとリスク

鉄道(LCR)のメリット

・駅 to 駅では所要時間が短い

何と言っても時速が速いので移動時間が短いです。これは乗り物が苦手な人にはこの時点で一番の選択肢になると思います。

・時間が読めるので予定を立てやすい

限られた時間で旅行する場合にはとても重要です。LCRはスケジュール通りに運航されることがほとんどなので、全体の旅程を立てやすいと思います。

・アトラクション感がある

新型の車両で、席もゆったりしています。高速鉄道という意味でも目新しさがあるので、乗ってみると楽しいです。満足感もあり、印象深いイベントになると思います。

鉄道(LCR)のデメリット

・予約がとりにくい

事前予約必須です。当日に駅に行って買えることはほとんどないと思います。また駅や市内の窓口で予約しようとすると手間がかかって面倒です。

確実にチケットを確保するために発売開始となる3日前にビエンチャンにいる、ということもあまりないことですよね。

公式アプリからも買えますが、タイミングを逃すと売り切れてしまいます。ということで私はAdodaで予約しました。ビエンチャンからルアンパバーンまで1等2枚で10,730円でした。(13,704円からプロモーション割引で2,974円割り引かれていました)

・駅が市内から遠い

駅から市内までの移動にコストがかかります。ビエンチャンのホテル(ナイトマーケットの近く)からLCRビエンチャン駅まではLOCAで行きました。所要54分で238,077キープ(1,715円)でした。朝だったの渋滞がひどく、かなり時間がかかりました。

またLCRルアンパバーン駅からもLCRバンビエン駅からもミニバスの移動が必要になります。

・駅が混雑する(駅からホテルまでの時間がかかる)

駅はすごく混雑します。特に到着時の駅はとても混んでいて、駅から出るのも大変です。

駅から出た後、ホテルまでタクシーもしくは乗合いのミニバスで行くことになります。ミニバスで行くとしてルアンパバーンの場合は駅からホテルまで40,000キープかかります。

このミニバスはホテルまで連れて行ってくれますが、ホテルエリアを順番に回って乗客を降ろしていきます。たまたま同じミニバスに乗り合わせた乗客次第でホテルを回る順番が決まります。この順番によっては時間がかかる可能性があります。30~50分程度かかると思います。

管理人が撮影したラオス中国鉄道(LCR)でルアンパバーンまでの列車のプラットフォームの様子

鉄道(LCR)のリスク

・乗り遅れる可能性

ビエンチャン市内を抜けるまでの朝の渋滞はひどいです。乗り遅れるのを防ぐためにはかなり早めにホテルを出ることになります。

このリスクをどう見積もるかによって、ミニバスの可能性が高まることにもなります。

また駅に着いてからも、タイミングによっては手荷物検査が長蛇の列になっていて、ここに並ぶ可能性があります。このあたりも十分注意してください。

・駅周辺での食事は困難

LCRビエンチャン駅の周辺には何もありません。駅に行く途中にはカオチー(ラオス風サンドイッチ)の屋台が並んでいましたが、駅の周囲は屋台などは禁止されているようです。

駅構内にはコンビニや売店、カフェがあるものの選択肢が限られます。

LCRには食堂車もあるので、列車に乗るまで我慢して、食堂車や車内販売で食べるというのも、面白そうです。

ラオス中国鉄道に乗った時に管理人が撮影した鉄道社内販売の写真
ラオス中国鉄道に乗った時に管理人が撮影した鉄道内の売店の写真

・荷物検査は厳重

駅構内に入る際に、荷物検査があります。同じようなタイミングで乗客が集まるので、この荷物検査のための列が長いです。これも疲れるしストレスになります。

以前は空港の国際線並みに厳重で、飲み物も没収されていたようでした。今回水を持っていましたが確認されただけで没収はされませんでした。アーミーナイフやスプレーなどは没収されますので、荷物には注意を払う必要があります。

手荷物検査や改札も僧侶優先の記載がありました。このあたりは面白いですね。

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ミニバスのメリット・デメリットとリスク

ミニバスのメリット

・予約不要でいつでも乗れる

ミニバスは時刻表がありません。10人程度集まって満員になると出発する方式なので、予約がいりません。この場合だとあまり予定に厳密にならなくてもいいというのは大きなメリットです。

・市内から相対的に近い

ビエンチャンもルアンパバーンもバンビエンも、ミニバスの発着地点はLCRの駅に比べると利便性の高い場所にあります。ホテルによってはタクシーやLOCAでもそれほどの金額にはならないです。

バンビエンはミニバスの発着所が近いです。荷物の量にもよりますが、エリアによっては歩いてホテルまで行くことが可能です。

・ホテル to ホテル として考えると時間が短い場合がある

ビエンチャン~バンビエンだと、ミニバスの方がLCRを利用するよりトータルの移動時間は短くなる可能性が高いです。LCRの駅までが遠い分、駅までの移動に時間がかかるためです。

ミニバスのデメリット

・高速鉄道LCRに乗れる可能性があるのにその機会を逃す

ラオスと中国が高速鉄道でつながったという状況はすごく画期的なことです。旅行の移動ルートにこの路線が存在しているのなら乗ってみてもいいと思います。

ビエンチャンやラオス北部にこれから何度も来る予定があるのであれば特に鉄道にこだわることはありません。ですが、そうでないなら乗っておいた方が後悔は少ないです。せっかくなので往復のどちらかでも乗る可能性を検討してもいいと思います。

・長距離だと時間がかかる

ビエンチャンからルアンパバーンの移動だとすると所要時間は5~7時間かかるので、このルートだとタイパが悪いです。またビエンチャン~バンビエンまでは高速道路がとおっているので快適ですが、バンビエンからルアンパバーンは山道で揺れます。

ミニバスのリスク

・出発時間が読めない

ミニバスはいつ出発するかその時間が読めません。タイミングによって前のバスが出発した直後だったりすると、次のバスが満席になるまで待つ必要があります。

朝や昼間の速い時間であれば人が集まりやすいのでそれほど待たないと思いますが、夕方などは集まりにくいかもしれません。

・荷物を載せられるか確認が必要

LCRの駅のような手荷物検査はありません。駅とは異なり、発着所に入るのに長蛇の列もありません。ですが、荷物を載せる場所が限られているので、荷物が載せられない可能性があります。

タイミング的に満席近い状況のときだと注意が必要です。もう荷物をのせるところが一杯で載せられない、となるかもしれません。そうなると次のバスに回されてしまう可能性があります。そんな時はターミナルでおいしい麺でも食べましょう!

管理人が撮影したビエンチャンのセントラルバスターミナルの写真
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なぜルアンパバーンへは「鉄道一択」なのか?(タイパの検証)

これはミニバスだとしても時間がかかるし、大型バスだともっと時間がかかります。この移動に半日かけてしまうのはもったいないです。またバンビエンとルアンパバーンの間は高速道路がないので、山道を通ることになるので、揺れます。

ただし大型バスの選択肢としては夜行バスは別です。これは一定のニーズがあると思います。夜行バスに乗ってみたい、もしくはどうしても夜寝ている間に移動したい、宿泊代を節約したい、という事情がなければLCRで良いと思います。ただ、もっと楽しいことがたくさんありますので、これは大型バスの選択肢がありますよ、という事でいいと思います。

LCRは全長のうち48%がトンネルだと言われています。それだけ山の中を通る状況だということも、バス移動が厳しいものであることを表していると思います。

といっても、バスで行くと途中休憩でその土地の名物が売られたりしていて楽しいことは楽しいです。ですが、それでもやっぱり山道の移動で半日以上の時間を使ってしまうのと、高速鉄道で快適に2時間で移動、を比べるとこれはタイパではLCRになってしまいますね。

ルアンパバーンの現地ツアー一覧【klook】
管理人が撮影したラオス中国鉄道(LCR)のルアンパバーン駅前の様子。ミニバスがたくさん止まっている。

バンビエン移動で「ミニバス」が意外と選ばれる理由

ビエンチャン~バンビエンは高速道路がとおっています。これは実際に移動してみても快適でした。

また、バンビエンのミニバスターミナルはホテルエリアのすぐ近くです。LCRバンビエン駅が国道沿いでホテルエリアから遠いことを考えると、これはタイパで考えてもLCRとミニバスはほぼ同じです。

ミニバスは出発時間が読めないというリスクは避けられないものの、だいたいそれほど待たずに出発します。ビエンチャンの北バスターミナルにはおいしいフォーのお店があるので、待っている間にそこでフォーを食べるというのも楽しいと思います。

LCRはチケットの個人手配の手間があります。そこは代理店に頼むとしても、ビエンチャンに入る際の行程に遅延のリスクがある場合には、そのリスク回避、リスク軽減のためにも行きはミニバスにしておく、ということは十分合理的だと思います。

このビエンチャン~バンビエンへのバス移動の乗車記をまとめています。

ラオスのビエンチャン北バスターミナル内の食堂のフォー・ボーを食べたときの写真

知らないと没収!LCR(鉄道)荷物検査のリアル

駅構内に入る際に荷物検査があります。ラオス国内の駅ですが、ラオス的なおおらかさはありませんでした。

2025年の時には飲み物は没収されませんでしたが、運航開始当時は国際線航空機同等のセキュリティをうたっていたため、飲みものもも持ち込めない状態だったようです。

刃物、アーミーナイフなどは航空機では機内預けにして持ち込み可能ですが、これもLCRで移動しようとすると、手荷物検査で没収されます。またキャンプ用具やアウトドア用具なども鋭利な部分があると没収対象になると思います。その他、日焼けどめのクリームなども注意してください。結構細かく見られます。大量のお酒を没収されそうになっている人がいました。

これらの荷物がある場合にはLCRは諦めて、バンビエンならミニバス、ルアンパバーンの場合は航空機での移動を検討してもいいと思います。

管理人が撮影したラオス中国鉄道(LCR)のビエンチャン駅の構内から万象(ビエンチャン)の看板を写した写真

失敗しないチケット予約戦略:アプリ vs 代理店

予約は出発の3日前(中国までの国際列車は14日前)から公式アプリ「LCR Ticket」で開始されます。が、人気路線(特に午前便)は開始数分で完売することも珍しくありません。

アプリではなく現地で買おうと思っても、3日前からスタンバイしておくというのも面倒です。この場合アプリで買う、となります。ただ、3日前のタイミングを緊張して迎えるのも、他に手段がないなら仕方がないですが、避けられるのなら避けたいです。

トータルで考えると、私は代理店での購入をおススメします。私はこのLCRに乗ることを目的としてたので、agodaで事前に購入しました。気になる金額ですが、公式アプリからの購入との差額は約1370円でした。

代理店で買うと、3日前になるとチケットが送られてきます。そのチケットを駅で読み込ませるだけです。チケットの予約の心配をしなくて済むので、安心料だと思ったらこの金額は妥当だと思います。むしろこの程度でいいなら安いな、とすら思えました。もし買えなかったら…と考えると、とても残念になるテンションだったので(笑)

まとめ:ラオス北部への移動に関するリスク管理と最適解

1.ビエンチャン ↔ バンビエン: 高速道路の開通でミニバスも有力候補に。

2.ビエンチャン ↔ ルアンパバーン: 基本は「LCR一択」。バスを選ぶべき特殊なケースあり。

タイパ、コスパ、リスクの観点からの検討が必要

タイパで考えると、LCRという選択になるものの、以下の点を考える必要がありそうです。

トータルコストの観点とタイパを左右する観点

LCRを使う場合、駅とホテルまでの移動にはミニバスもしくはタクシーが必要になります。ここでミニバスを使う場合、駅からホテルまでの所要時間は同乗者の宿泊予定のホテル次第なので、ここでタイパは悪化することになります。これは本当に運次第です。

この場合、LCRではなく特にビエンチャン~バンビエンだとミニバスという選択肢が優勢になります。

LCR駅までの行程とリスク

LCRの予約を確保したとして、どこまでリスクのない状況でLCRの駅にたどり着けるのかという問題があります。

とくにビエンチャンまで航空機や鉄道の移動で入り、そのまま同日にラオス北部に移動しようとすると、リスクは高まります。この場合は当日なんとなく飛び乗れるミニバスや大型バスの選択肢を検討することになると思います。

旅行スケジュール上の観点

ミニバスは予定が立てにくいです。LCRと大型バスは出発時間が決まっているので予定は立てやすいです。到着時間に関しては、LCRは正確ですが、ミニバス、大型バスは読めません。ドライバーに依る部分も大きいです。また同乗者が途中下車することがあるとそれだけ停車回数が増えるので、これも遅延していく可能性が増える要因です。

あまり気にしない方がいいとは思いますが、限られた時間で旅を満喫するにはこの観点も重要だと思います。

空港レベルの荷物検査

飲み物はOKですが、スプレー缶やナイフは鉄道移動では持ち込めません。特にアウトドアグッズなどがある場合には、LCRは没収覚悟で手荷物検査に挑むということになります。この場合もバス移動を検討してもいいと思います。

チケット確保の難易度

公式アプリ「LCR Ticket」で3日前に頑張るか、思い切って代理店で予約するかという観点ですが、これまでに記載した問題がクリアになっているのであれば、ここはもう代理店での予約でいいのでは?と思います。1500円程度の差額です。


旅行のルートを考える際に、これらのことを参考にしてみてください。今のプランとは逆回りの可能性や、往復のどちらかは別のオプションを考えてみる、といった可能性を広げてみると、新たな楽しさが見つかるかもしれません。

楽しい旅を!

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