【台湾】台北から九份の奥「金瓜石」へ。MRT北門駅から965番バスに乗って、のんびり巡る天空のトロッコと黄金神社

筆者が訪れた金瓜石の黄金博物館で220キロの黄金の塊を撮った写真 台湾
金瓜石の黄金博物館にある220㎏の金塊©2026 imadoko-imakoko.com

※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです

この記事でわかること
  • MRT北門駅から965番バスを使った、九份/金瓜石へのスムーズで安心な行き方
  • レトロなトロッコ跡や黄金神社を巡る、金瓜石のおすすめお散歩ルート
  • 金瓜石から九份へのスマートな移動方法と、台北からのアクセス手段の比較

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台北から日帰りで行ける定番スポットとして人気の「九份(きゅうふん)」。でも、実はそのさらに少し奥にある「金瓜石(きんかせき)」という静かで素敵な街をご存知ですか?

かつて金鉱の街として栄えた金瓜石には、緑に囲まれた神秘的な「黄金神社」や、実際に触ることができる大きな金塊、そして山の中にひっそりと残るトロッコの線路跡など、どこか懐かしくて素敵なお散歩スポットがたくさんあります。

九份の賑やかな雰囲気も素敵ですが、せっかくここまで足を延ばすなら、少し静かで自然豊かな金瓜石も一緒に歩いてみるのがとってもおすすめです。

台北から行くとなると「乗り換えや混雑がちょっと心配…」と思うかもしれませんが、今回はMRT北門駅から965番バスを使って、のんびり快適に金瓜石と九份を楽しむためのおすすめルートをご紹介します。

筆者が金瓜石に行くときにバスに乗ったMRT北門駅前のバス停にあるバスNo965の路線図を撮った写真

台北から九份/金瓜石へのバス

台北から九份や金瓜石へ直行できる快速バス「965番(板橋ー金瓜石線)」は、乗り換えなしで行けてとても便利です。台北市内にはいくつかの停留所がありますが、旅行中に一番使いやすくておすすめなのが「MRT北門駅」のバス停「捷運北門站」です。

MRT北門駅から乗るちょっとしたメリット

この965番バスは、台北市内をいくつか回ったあと、この北門駅のバス停を最後にそのまま高速道路へと入ります。

そのため、市内の細かな停留所をぐるぐると回る時間がなく、乗車してすぐに高速道路を走ってくれるので、移動時間がとてもスムーズで短く感じられるのが嬉しいポイントです。

ちょっとだけ知っておきたいポイント

この965番バスは、途中で高速道路を通るため、台湾のルールで「立ち乗り」ができません。全員が席に座る必要があるため、バス停に到着した時点で満席だと、そのバスには乗れません。

北門駅は台北市内最後の停留所なので、とても混み合う時間帯にはすでに座席が埋まってしまっていることもあります。といっても、平日の夕方以外はそこまで混まないようです。

ただし、もし混雑しそうなハイシーズンの週末なら、少し時間に余裕を持ってバス停に向かうか、思い切ってMRT府中駅までいって「捷運府中站」まで行くと始発のバス停なので確実に乗れます。

「捷運北門站」バス停の様子

筆者が金瓜石に行くときにバスに乗ったMRT北門駅前のバス停前から通りを撮った写真
筆者が金瓜石に行くときにNo965のバスに乗ったMRT北門駅前のバス停から通りを撮った写真

MRT北門駅のバス停への行き方と乗り方

MRT北門駅のバス乗り場はとてもシンプルで分かりやすい場所にあります。駅に着いたら、まずは2番出口を目指して地上へ上がります。

【965番バス 北門駅からの乗車メモ】

  • 最寄り出口:MRT松山新店線「北門駅」2番出口を出てすぐ目の前(塔城街沿い)
  • 乗り場:出口を出て目の前にある大通り沿いのバス停です。足元に「965」と書かれたラインがあるので、そこに並んで待ちます。
  • 運賃:片道 90元(悠遊カードなどのICカードが使えます。乗るときと降りるときの2回タッチします)
  • 運行間隔:平日は15〜20分、休日は10〜15分ほど(バス停に電光掲示板があり、次のバスが何分後に来るか一目でわかります)
  • 所要時間:約70〜80分(北門駅から乗ると、すぐに高速道路に入るのでとてもスピーディーです)

2番出口を出ると目の前に大きなバス停があり、黄色い看板や路面の「965」の看板を見つけて並びます。リアルタイムでバスの接近時間がわかる電光掲示板もあるので、初めてでも安心してバスを待つことができます。

「捷運北門站」バス停の電光掲示板

筆者が金瓜石に行くときにNo965のバスに乗ったMRT北門駅前のバス停にある電光掲示板を撮った写真

「九份老街」をスルーして「金瓜石(黃金博物館)」へ

バスは九份を通ります。ここで多くの人がおりますが、ここはスルーします。まずは金瓜石まで行って、帰りに寄る前提なので、降りたくなるかもしれないですが、そこをぐっと我慢して金瓜石まで行きましょう。

「金瓜石(黃金博物館)」に到着して、入口を超えたら、まずはビジターセンターに立ち寄りましょう。ここで散策マップをもらっておくのがおすすめです。敷地内は緑豊かでとても広いですが、坂や階段が多いので、最初に行く場所を決めておくと無駄なく歩けますよ。

入り口近くのお土産店の前にあった人形。どこかで見たキャラクターに似ている?

筆者が金瓜石にバスで行った際に入口近くにあったお土産屋さんの前にあった人形を撮った写真
筆者が金瓜石にバスで行った際に入口近くにあったお土産屋さんの前にあった人形とバス型の猫を撮った写真

金瓜石・黄金博物館エリアのおすすめお散歩コース

黄金博物館の敷地内は、自然のなかにレトロな建物が点在する、森の中の公園のようになっています。実際に歩いてよかったスポットを順にご紹介します。

日本の石見銀山との交流があるようで、それを示す展示もありました。

金瓜石の博物館で展示されていた石見銀山との姉妹博物館提携を記念して展示されていた資料を撮った写真
筆者が訪れた金瓜石の博物館で、日本の石見銀山との姉妹博物館提携を記念して展示されていた資料を撮った写真

四連棟と太子賓館:日本統治時代の趣を感じる

歩き始めて最初に見えてくるのが、木造長屋の「四連棟」です。1930年代に建てられた宿舎で、当時の和洋折衷の暮らしぶりがきれいに残されています。
その先にある「太子賓館」は、かつての皇太子(後の昭和天皇)が来られる予定に合わせて建てられた高級迎賓館です。釘を使わずに建てられた美しい日本家屋があり、落ち着きます。

筆者が訪れた金瓜石で、どの方向に何があるかの掲示板を撮った写真

金瓜石神社(黄金神社):黄金博物館の前に金瓜石神社へ!

★ここからが本番!少し足を伸ばして特別な絶景スポットへ★

旧トロッコ線路の手前あたりから、さらに山側へと伸びる石段があります。ここが「金瓜石神社(黄金神社)」への参道です。ここからは結構登ることになります!黄金博物館の前に金瓜石神社に行ったほうが、降りてきてから黄金博物館で休めるので、順番としては、金瓜石神社を先に回ったほうがいいと思います。

筆者が訪れた金瓜石で金瓜石神社に向かう参道で、灯篭が並んでいるところを撮った写真

階段を20~30分ほどゆっくり登っていくと、目の前に神秘的な景色が広がります。1933年に建てられた神社ですが、今は社殿がなくなり、鳥居や灯籠、そして拝殿を支えていた柱だけが静かに残っています。

筆者が訪れた金瓜石で金瓜石神社があった場所に柱が並んでいるのを撮った写真

その荒涼としながらも静かな佇まいは、この時の天候が霧のようでもあったためとても神秘的でした。足元が滑りやすいところもあるので、注意して訪れてみてください。

筆者が訪れた金瓜石で金瓜石神社に向かう参道で、鳥居を撮った写真

本山五坑:ちょっとドキドキの坑道体験

黄金館のすぐ隣には、かつて使われていた坑道に実際に入る体験ができる「本山五坑」(※別料金、時期によりお休みのことがあります)があります。中はひんやりと涼しく、当時の様子が人形や音響で再現されていて、ちょっとした探検気分が味わえます。

筆者が訪れた金瓜石でトロッコの軽便駅の前にあった本山五坑(第5トンネル)の看板を撮った写真

「旧軽便鉄道(トロッコ)の線路跡」

黄金館を通り過ぎて、さらに敷地の上の方へと歩いていくと、かつて鉱石を運んでいた「軽便鉄道(トロッコ)」の線路跡が現れます。

今でも鉄製のトロッコや木製のレール道が残されていて、山の中にひっそりと佇む「天空の駅」のような、とてもノスタルジックな雰囲気が広がっています。

「こんな急な山の斜面から、どうやってたくさんの鉱石を運んでいたんだろう?」と思いますが、当時は(今も同じだと思いますが)金はそれだけの価値があったんだなぁと思います。あいにくの雨であまり視界はよくないですが、本来だと背後にある不思議な形の山「無耳茶壺山(紅茶の急須に似た山)」があったはずなのですが、見れなくて少し残念でした。

筆者が訪れた金瓜石でトロッコの軽便駅を撮った写真
筆者が訪れた金瓜石で古いトロッコが軽便駅の前に止まっていたのを撮った写真

黄金博物館:220kgの巨大な「本物の金塊」に触る

メイン施設の「黄金館」(入場料80元 / 各種フリーパスも使えます)では、金瓜石の金鉱山の歴史を見ることができます。
ここでの一番のお楽しみは、2階に展示されている「220kgの純金塊」。実際に手を入れて触ることができるんです。現在の価値にするとなんと約18億円!だそうで、本物のキラキラした輝きに触れて、ぜひ金運アップを願ってみてください。

これが手を入れる穴から撮った金塊↓

筆者が訪れた金瓜石の黄金博物館で、実際に触ることができる金塊を、手を入れる穴から撮った写真

帰り道:金瓜石から九份へスムーズに移動する方法

金瓜石の散策を楽しんだ後は、少し山を下って、提灯が灯る夕方の観光地「九份」へ行ってみましょう!金瓜石から九份へは、バスで10分ほどと、とてもスムーズに移動できます。

筆者が訪れた金瓜石の黄金博物館のお土産屋さんの前にあった、金塊を積んだトロッコを表現したオブジェを撮った写真

金瓜石でのバスの乗り場

行きに降りた黄金博物館のビジターセンター前のバス停「金瓜石(黃金博物館)」から乗車します。戻る方向(坂を下る方向)のバスに乗れば大丈夫です。

筆者が金瓜石から九份に向かう際に、金瓜石のバス停からバスを撮った写真

乗車するバスの系統

  • 965番:台北へ戻る快速バスです。九份までの短い区間でも乗車可能です。
  • 788番:本数がとても多くて使いやすいローカルバスです。
  • 1062番:こちらも九份に停車します。

※基本的にはこのバス停に来る「九份方面」と書かれたバスなら、どれに乗ってもちゃんと九份へ辿り着けます。悠遊カードをタッチして乗り込みましょう。

筆者が金瓜石から訪れた九份で、バス停の前にあったお土産屋の看板を撮った写真

降りる場所:九份老街(Jiufen Old Street)

バスに揺られること約10分。クネクネとした山道を少し下ると、たくさんの観光客で賑わう「九份老街(Jiufen Old Street)」バス停に到着します。

バスを降りて少し坂を登ると、お馴染みのセブンイレブンが見えてきます。そのすぐ横にある細い路地「基山街」が、九份の散策スタート地点です!

筆者が金瓜石から訪れた九份で、九份の旧道の入り口の看板を撮った写真

まとめ:バスで行くか迷っている方のために

「台北からバスで行くのはちょっと難しそうだな」「電車の方が安心かな?」と迷っている方のために、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。ご自身の旅行スタイルに合わせて選んでみてください。

筆者が金瓜石から訪れた九份で、バス停の前に掲示されていた世界各都市までの距離数を表示した看板を撮った写真
アクセス方法時間とスムーズさ快適さ(座れる度)こんな人におすすめ!
【A】965番 MRT北門駅から乗る台北最後のバス停なので、乗ればすぐ高速道路に入り約70〜80分。とても早いです。駅の目の前が乗り場で分かりやすいですが、混雑時は席が埋まっていることもあります。台北駅や中山駅周辺から、一番スムーズに向かいたい方
【B】965番 始発駅(府中や板橋)から乗る台北市内をぐるっと回るため、乗車時間は約80〜90分です。始発から乗るため、混み合う時期でもほぼ確実にゆったり座席を確保できます。週末の混雑時間帯でも、どうしても最初から座って行きたい方
【C】台鉄(電車)とバスを乗り継ぐ(瑞芳駅経由)電車の接続などがあるため、全体で約100〜120分ほどかかります。電車(自強号など)は予約すれば快適ですが、瑞芳からの山道バスは混み合いやすいです。鉄道の旅ならではの、のんびりした雰囲気を楽しみたい方

せっかくの台湾旅行、移動はできるだけストレスなく、着いてからの観光に体力を使いたいですよね。MRT北門駅から965番バスに乗って向かうルートは、時間を有効に使えてとても便利です。せっかく九份に行くのなら、ちょっとだけ足を延ばして金瓜石でかつての日本文化に触れてもいいのではとも思います。ぜひ楽しんできてください。

筆者が金瓜石から訪れた九份で、バス停から九份の街並みを見下ろした写真

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