ミラノからツェルマット!ブリグ経由の絶景鉄道旅、チケット半額購入のコツと重要な注意点

筆者が乗ったブリグ発ツェルマット行きのマッターホルン・ゲッタルド鉄道の写真 スイス
ツェルマット行きのマッターホルン・ゲッタルド鉄道©2026 imadoko-imakoko.com

※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです

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ミラノからアルプスの名峰マッターホルンのふもとのツェルマットへ。この記事では、ミラノ中央駅(Mirano Centrale)からブリグ(Brig)駅での乗り換えを含む往復ルートの全行程を、「切符を賢く安く買うテクニック」を注意点ともに詳しく解説します。

高山病のリスクを抑えたルート選択の記事や、マッターホルンを一日中眺めて過ごせるコスパ抜群のホテル滞在記もあります。

ブリグ発ツェルマット行き列車内からの眺め

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ブリグ発ツェルマット行きの車内からの風景の写真
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旅の全体像:所要時間とルート

ミラノ中央駅からツェルマットまでは、イタリアの特急列車とスイスの山岳鉄道を乗り継いで向かいます。

朝のミラノ中央駅。ここからスタート。

筆者が撮影したミラノ中央駅前広場の朝の写真
  • ルート: ミラノ中央駅 ➔ (ユーロシティ/EC) ➔ ブリグ駅 ➔ (マッターホルン・ゴッタルド鉄道/Matterhorn Gotthard Bahn/MGB) ➔ ツェルマット駅
  • 合計所要時間: 約3時間30分〜4時間

ミラノ中央駅の内部の様子

筆者が撮影したミラノ中央駅構内の写真

他にもこのルート上にはブリグではなく、ビスプ(Visp)で乗り換えるというルートもあり、こちらでもほぼ同様だと思います。ただ、以下の2つの観点でブリグでの乗換にしました。

  1. 駅の形状: ブリグの場合、駅内にスロープがあることが判明しました。実際にスロープはあります。そのためユーロシティからゴッタルド鉄道に乗り換える際に、荷物を持ったまま階段を利用するという事を避けられます。
  2. 乗換に失敗した時の時間をつぶし方: ブリグにはシュトカルパー城(Stockalper Palace)[記事後半に地図あります]があり、乗り継ぎに失敗した時の観光目的に適していると思いました。
  3. 同じ駅での乗り換え: 通常だと知らない場所や駅に降りたくなるため笑、乗換の駅を変更するのが今までの私のパターンでした。ただ、今回は乗り換えの時間が確保できないこともあり得るので、同じ駅で乗り継ぐことで迷うリスクを減らそうと考えました。

いずれも、列車遅延の可能性をリスクとして考えたためです。

座席のテーブルにあったMGBの路線図。カラー版です。

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道車内のテーブルに貼ってある路線図の写真
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切符購入方法のテクニック

今回の旅では、全区間を一括で購入せず、イタリア区間とスイス区間を分けて予約することでコストを最適化しました。

これはスイスハーフフェアを購入するかどうかが未定のまま、なるべく早くイタリアからブリグまでの切符を抑えたかったという理由もあります。

ただ、結果的にこのやり方がコスパ的にも良いと思っています。

マッターホルンゴッタルド鉄道、復路ツェルマットからブリグに向かう1等車内の様子

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ツェルマット発ブリグ行きの1等の座席の様子をとった写真

① イタリア区間(ミラノ 〜 ブリグ)

公式サイトからでも割安チケットがあるので、日程が決まり次第、早めに購入したほうがいいです。

ミラノでの予定があると思うので、特に最後の晩餐のチケット購入が難しいので、ミラノからの予定をたてにくい面もありますが、買うなら早めがいいと思います。

  • 購入先: Trenitalia(トレニタリア)公式サイトまたはアプリ
  • ポイント: 国際列車「ユーロシティ(EC)」を予約。早めに予約することで「Smart」運賃などの格安チケットが手に入る確率が高まります。

ミラノ中央駅に停車中のBrig方面行きEuroCity

筆者が乗ったミラノ中央駅に泊まっている列車ユーロシティの写真

また、復路のブリグからミラノ中央駅までは1等席をおススメします。これはブリグは大都市ミラノに向かう途中駅のため、列車が非常に混雑した状態でブリグに到着します。列車内で、特に荷物置き場は本当にカオスでした。

これは乗り換えのポイントをブリグでなくしたとしてもツェルマットからミラノに向かおうとすると、どこも同じ状況だと思います。

この前提のときに少しでも楽に移動するために1等席にしておいた方がいいと思います。

ブリグ駅

筆者が撮ったブリグ駅前から駅を撮った写真
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② スイス区間(ブリグ 〜 ツェルマット)

車窓からのな眺めがとても美しい区間です。車両も窓が大きいので、気持ちがいいです。

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ブリグ発ツェルマット行きの1等座席車内からの風景の写真

「スイスハーフフェアカード(半額カード)」というスイス国内の列車などの乗車券が半額になる割引券があります。これを別途購入するようなら是非1等がいいと思います。

ゆったりしていて空いているので、車両内をタイミングによって右側に行ったり左側に行ったりという事が可能です。

  • 購入先: SBB(スイス連邦鉄道)公式サイトまたはアプリ
  • ポイント: ここで「ハーフフェアカード」を活用します。スイス国内の鉄道が50%OFFになるこの制度を利用し、ブリグ〜ツェルマット間の運賃を半額に抑えるのが賢い選択です。

この「ハーフフェアカード」が必要かどうかは、スイス国内をどれくらい移動するかによってお得度が変わります。ツェルマットのみで1泊であれば元を取ることは難しいです。

ツェルマットでどこに行くのかによりますが、ツェルマットではゴルナーグラート鉄道があったり、グレイシャーパラダイスなど、料金の高い移動手段も多いです。

ツェルマットでのゴルナーグラード鉄道。山頂付近はまだ雪が残っていました。

筆者が撮ったゴルナーグラード鉄道が山頂駅にやってくるところを撮った写真

リスクとコストの管理: 全区間を一つのサイトで買うのは楽ですが、あえて切り分けることで「スイス国内の割引特典」を最大限に引き出すことができます。まさに、各システムの強みを活かした最適化手法です。

雪解けも雪山もみたい。ツェルマットのホテルリスト【agoda】

【必須アプリ】SBB Mobileの操作手順と注意点

スイス区間のチケット購入や運行情報の確認には、公式アプリSBB Mobileが不可欠です。

ツェルマット駅にあったMGB姉妹鉄道のリスト

筆者が撮ったツェルマット駅ににあったマッターホルン・ゴッタルド鉄道の姉妹鉄道のリストの写真
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注意点① 「ログインしてからハーフフェアカード」を購入

必ず事前にSwissPassアカウントを作成・ログインしてから購入するようにしましょう。特に「ハーフフェアカード」を利用する場合は、ログインしてから「ハーフフェアカード」を購入しましょう。

そうすればアプリ内の「Tickets & Travelcards」タブに半額カードが自動表示され、検札時に慌てずに済みます。これをしないまま購入すると、チケットと「ハーフフェアカード」を別々に提示する必要が出てきます。

  1. 検索: 出発地に「Brig」、到着地に「Zermatt」を入力。
  2. 割引設定: 乗客情報(Passenger)の編集画面で「Half-Fare travelcard 1/2」を選択。これで表示価格が半額になります。
  3. チケットの保存: 購入したQRコードはアプリの「Trips」に保存され、オフラインでも提示可能です。

ゴルナーグラード鉄道やグレイシャーパラダイスまでの移動も半額になります。

筆者がとったゴルナーグラード鉄道の車両がふもとの駅に泊まっているところの写真
筆者が撮ったマッターホルングレイシャーパラダイスへのロープウェイの写真

注意点② チケットは「Supersaver」?「Point-to-point」?

チケットの種類のことですが、以下の違いがあります。

  • 「Supersaver ticket」: 列車を指定したチケットで、その列車以外には乗れません。その分割引が多く、安く購入することが出来ます。
  • 「Point-topoint Ticket」: 場所を指定したチケットで、その日と翌日までの間であれば目的地までの列車に乗ることが可能です。

ブリグ駅のプラットフォームの様子

筆者が撮ったブリグ駅にユーロシティが入ってくるところの写真

これは金額だけ見るとSupersaverを予約したくなりますが、よく考えてみましょう。

ミラノを出発して、スイス鉄道に乗車するには必ず乗り換えが必要です。この乗り換える前の列車が遅れる可能性は0ではありません。

これを考えると、乗り換えた後の列車は「Point-topoint Ticket」にしたほうが安全です。そのためブリグからツェルマットは多少割高だとしても「Point-topoint Ticket」でリスクを減らす選択をしました。

一方で、復路はツェルマットが始発になるので、始発は遅れることが基本的にないとの判断から、ツェルマットからブリグは「Supersaver Ticket」を購入しました。

ツェルマット駅前の様子。電気自動車がタクシー代わりに待機しています。

筆者が撮ったツェルマット駅前の広場の写真で、タクシーとしての電気自動車がたくさん止まっている写真
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往路のポイントと撮影スポット

ミラノ中央駅での準備

ミラノ中央駅は巨大で混雑します。ECは指定席ですが、ホーム(Binario)が確定するのは出発の15〜20分前。電光掲示板をこまめにチェックしましょう。

ミラノ駅構内の様子。改札入口は空港並みのセキュリティチェックがあります。

筆者が撮ったミラノ中央駅構内の電光掲示板前の写真

乗り場が判明した後、人の大移動が始まります笑

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絶景撮影ポイント

このルート最大の魅力は、なんといってもブリグからツェルマットへ向かうマッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)です。

  • ブリグ〜ツェルマット間(進行方向右側): スイスに入り、MGB(山岳鉄道)に乗り換えたら右側の座席を確保してください。険しい渓谷を縫うように走る列車の窓からは、エメラルドグリーンの川と、そそり立つ岩肌のダイナミックな対比が撮影できます。
  • ツェルマット到着直前: いよいよマッターホルンとの初対面です。列車の前方に注目し、その象徴的なシルエットが見えた瞬間がシャッターチャンスです。
筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道1等車内の椅子と行き先掲示板の写真

以下詳しく記載します。

ポイント①:ブリグ〜ツェルマット間(右側の座席)

  • 場所: ブリグ出発後、徐々に標高を上げていく区間。
  • 狙い: 進行方向右側に座ってください。深い渓谷と、エメラルドグリーンのヴィスパ川(Vispa)を見下ろすダイナミックな景色が広がります。

座席に付いていたテーブルにはMatterhorn-Gotthard-Bahnの路線図が描かれています。

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道1等車内にあった路線図の写真

ポイント②:サン・ニクラウス〜テッシュ間

  • 場所: ツェルマット到着の約30分前。
  • 狙い: 伝統的なスイスのシャレー(木造小屋)が斜面に並ぶ、絵本のような風景が撮影できます。

MGB車窓からの風景

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ブリグ発ツェルマット行きの1等座席車内から民家をとった写真
筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ブリグ発ツェルマット行きの1等座席車内からカーブに差し掛かった時の写真

ポイント③:マッターホルン初対面

  • 場所: ツェルマット駅到着直前。
  • 狙い: 運が良ければ、進行方向の先にマッターホルンの尖った頂が見え隠れします。動画を回し始めるタイミングです。

徐々に山々が見えてきます。

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ブリグ発ツェルマット行きの1等座席車内からマッターホルンが見えたときの写真
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復路の注意点とスケジュール感

帰りも同様に、ブリグ駅で「イタリア行きEC」に乗り換えます。

ツェルマットからイタリア方面行き。これはFiesch行きですが、Brig経由の車両の写真。

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ツェルマットからブリグに行く列車の写真

ここで重要な点は、ミラノに向かう列車は非常に混雑しているということです。もしミラノ行きで2等の席を持っているようなら、乗る車両の停車位置ぴったりにスタンバイしていてください。

私の時は荷物置き場のところで人が渋滞してなかなか車両に入れなくなりました。

これがブリグ駅に入ってきたユーロシティの車両です

筆者が乗ったミラノ中央駅行きユーロシティがブリグ駅に入ってきたときの写真
  • 乗り換えリスクの回避: スイスの列車は正確ですが、山岳地帯のため稀に天候の影響を受けることがあります。アプリで接続情報をリアルタイムに確認し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
  • ミラノ行きは大混雑: 大都市であるミラノ行きは非常に混雑しています。大きな荷物を持っていると乗り込むのに大変で、さらに荷物置き場もすでに荷物が満載の状況だと思います。そのつもりでスピーディに動けるように準備しましょう。
  • 停車位置でスタンバイ: 列車の停止位置がホームの上に目安が掲示されています。これをみて自分の乗る車両の位置で待ちましょう。
  • ブリグ駅でのひととき: 乗り換えに少し時間があるなら、シュトカルパー城(Stockalper Palace)を外から見てみるのもアリだと思います。

MGBの1等座席の様子

筆者が乗ったマッターホルン・ゴッタルド鉄道、ブリグ発ツェルマット行きの1等座席車の車内の席の配置をとった写真
ミラノ行きのイタリア鉄道は1等座席がおすすめヨーロッパ交通を予約するならOmio

まとめ

ミラノからツェルマットへの旅は、国境を越え、鉄道システムを使いこなす楽しさがあります。 イタリア区間とスイス区間を分けて買い、割引を賢く適用させることで、浮いた予算を現地の美味しいチーズフォンデュやアクティビティに回すことができます。

システムの仕様(ルール)を理解し、最大限のメリットを引き出す。そんなスマートな旅を楽しんでください!

印象的だった干し肉とアプリコット入りチーズフォンデュ。特徴的なチーズフォンデュを食べ比べしてみました。

筆者がツェルマットで食べた肉入りチーズフォンデュの写真
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