※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです
- 暑い夏でも涼を感じる「椿山荘」の「東京雲海~八雲~」と「スプラッシュ」の楽しみ方
- 神田川沿いの隠れた遊び場「空中遊歩道」と2つの有名ホテルの「かき氷」フェア
- 椿山荘と大隈庭園の「高低差」に隠された、山縣有朋と大隈重信の歴史秘話
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2026年は梅雨開け間近から本格的な夏の暑さが続いていましたが、7月20日にやっと梅雨が明けました。この日は7月の3連休で、東京は36度と今年初の猛暑日になった日でした。そんな日に思い付いたのはホテル椿山荘で行われている「東京雲海~八雲~」と「スプラッシュ」でした。
どこか涼しい場所へお出かけしたいけれど、遠出はちょっと…という方におすすめの、都内で完結する「涼」と歴史を感じるルートをご紹介します。

今回は、ホテル椿山荘東京のダイナミックな雲海&スプラッシュからスタートし、神田川周辺の穴場ロードである「空中遊歩道」を経て、リーガロイヤルホテル東京と大隈庭園へと抜ける散策コースを紹介します。
ホテル椿山荘とリーガロイヤルホテル東京の2つのホテルには非常に有名な庭園があり、これらが歩いていける程度の近い距離にあります。そしてどちらのホテルでも2026年の夏は「かき氷フェア」が開催されており、暑い夏の休憩にもぴったりです!
実はこのルート、ただ涼しいだけでなく、明治・大正の日本を動かした「ある2人の大物の因縁」をたどる歴史ロマンあふれる道でもあるのです。このエピソードを知ると、このエリアの地理的な構造にも目が行くようになり、散策がより興味深いものになると思います。

椿山荘の「東京雲海~八雲~」&「スプラッシュ」
まずは散策のスタート、ホテル椿山荘東京へ向かいます。あまりにも暑い日の暑い時間帯であったため、椿山荘へはバスで訪れました。目白駅前から都営バスにのって「ホテル椿山荘東京前」で下車します。

このバスは「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」の前に到着します。ここからバスで通ってきた目白通りを渡ったところにあるがホテル椿山荘です。そして正面に見えてくるのは椿山荘のバンケット棟です。


ホテル椿山荘の2026年夏の目玉といえば、庭園に霧が立ち込める「東京雲海~八雲~」と、大雨レベルのシャワーを浴びることになる「スプラッシュ」です!

「スプラッシュ」の様子です↓。写真の右側から上空に向かって水しぶきが上がっています。傘を借りたとしても結構濡れます笑


体験レポート
椿山荘の庭園に入ると、ひんやりとした空気に包まれます。
9時から22時までは毎時40分に霧が池の一面を漂う「東京雲海」が行われ、13時から17時までの間は毎時10分に水柱が大きくあがる「スプラッシュ」があります。そして、朝7時10分と夜の10時40分は大規模な「大雲海」があります。
「東京雲海」はじわじわと出てくる霧が、本当に雲海のように見えて涼しげでした。あたかも高原の渓谷に入ったかのような気持ちを味わうことができます。そして昼間の「スプラッシュ」はダイナミックに噴き上がる水しぶきが豪快でスコールのようでした。ちなみにホテルが傘を用意してくれているので、間近で傘をさして浴びることも可能です。



雲海を楽しんだ後は、広大な庭園を一周してみましょう。国の有形文化財である三重塔があり、こちらは椿山荘に移築されてから100周年記念だそうです。この三重塔の建物そのものは、室町時代の資材が使われているとのこと。戦時中の空襲でも焼失を免れたということです。



また、涼しげに流れる滝などもあり、この水音を含めて都会の喧騒を忘れさせてくれる雰囲気に癒やされます。


山縣有朋がライバルを見下ろした?「空中遊歩道」で早稲田へ
椿山荘の庭園を満喫した後は、一度外へ出て早稲田方面へと向かいます。ここでのルートは、椿山荘のホテル棟側の正門に回って、関口台町小学校方面に進みます。
そして小学校の前を過ぎたら右に曲がります。こことても重要です。そしてこのまま道なりに坂を下りていくと、神田川沿いへと繋がる「空中遊歩道」へつながります。


この「空中遊歩道」は会談がつづら折りになっていて、開放感のある景色が広がります。最後はすべり台につながっていて、子供の時の夏休みを思い出しました。目白の高台から神田川&早稲田方面への高低差を利用したアスレチックのような雰囲気もあります。

川沿いの並木からは蝉の声が聞こえて、どこかノスタルジックな夏の雰囲気が漂います。日陰を選びながら、川面を渡る心地よい風を感じて歩くこのルートは、夏の隠れた名散歩コースです。
ちなみに、もちろんこのすべり台↓で滑ってみました。


💡 歴史ロマン:山縣有朋の「監視の目」!?
ホテル椿山荘東京は、もともと明治の元勲・山縣有朋の邸宅「椿山荘」でした。そしてこれから向かう早稲田の「大隈庭園」は、ライバルである大隈重信の邸宅でした。
この2人は1838年(天保9年)という全く同じ年に生まれ、1922年(大正11年)という同じ年に亡くなっています。山縣が長州藩出身で軍閥・藩閥政治を推し進めたのに対し、佐賀藩出身の大隈はそれに反旗を翻して政党政治を目指した、まさに終生のライバルでした。
大隈重信が早稲田大学の前身である「東京専門学校」を設立する際、政府のドンであった山縣有朋は、「自分のところ(椿山荘)からいつでも見下ろせる、監視できる場所」であることを条件に設立を許可した、といういわくつきの逸話が残っています。

関口台の高台から早稲田の低地へと下っていくこの空中遊歩道を歩いていると、かつて山縣有朋がこの崖の上から、大隈重信の動向をじっと見下ろしていたかもしれない…この神田川を境にしてそんな明治のピリピリした空気感があったのかもしれない、と思わせてくれます。

リーガロイヤルホテル東京から、大隈重信が愛した「大隈庭園」をのぞむ
空中遊歩道を下って神田川を渡ってさらに進むと、クラシカルな佇まいのリーガロイヤルホテル東京に到着します。
ロビーに入ると、ヨーロッパの宮殿のような涼しくラグジュアリーな空間が出迎えてくれます。


ここの醍醐味は、大きな窓の向こうに広がる「大隈庭園」の景色です。 ここはかつて大隈重信邸があった場所です。高台からの山縣有朋の視線を感じながら(?)大隈が日本の未来を憂い、教育に情熱を注いだ拠点が東京専門学校で、それが今の早稲田大学であり、この大隈庭園なのです。

ロビー正面のガーデンラウンジでは、夏の緑と涼しげな池を涼しい室内から眺めることも可能です。ただ、かき氷はこのメインのガーデンラウンジではなく、少し奥まったセラーバーでいただくことができます。

山縣有朋と大隈重信、同じ年に生まれ、全く違う思想で国を引っ張った2人の巨頭に思いを馳せると、景色も一段と深く見えてきます。

ここを進んで、正面に見える大隈講堂に行くことも可能ですし、早稲田大学の正門に行くこともできます。

さらに大隈庭園を出た後、大隈講堂の横から早稲田大学のカフェテリアに行くことも可能です。この日は祝日だったのですが、カフェテリアはオープンしていました。このカフェテリアは学生以外でも利用可能です。学生用の料金だけでなく一般の方用の料金も表示してあります。

暑い夏の特効薬!両ホテルの「かき氷フェア」で贅沢休憩
今回のルート、実はもう一つの“お楽しみ”があります。 なんと、「ホテル椿山荘東京」と「リーガロイヤルホテル東京」のどちらでも、夏限定の「かき氷フェア」が開催されているんです!
ホテル椿山荘では、2026年6月6日(土)~9月27日(日)までの土日祝日限定で、「ル・ジャルダン」で開催しています。

(出典:ホテル椿山荘東京 公式サイトhttps://hotel-chinzanso-tokyo.jp/restaurant/plan/kakigori2026/ )
「ル・ダルジャン」は椿山荘のホテル棟とバンケット棟の間にあります。「ル・ダルジャン」からは庭園が一望できます。この写真は「ル・ジャルダン」前の廊下の様子です。カーペットに映る木漏れ日がとても美しかったです。

リーガロイヤルホテル東京では2026年7月1日(水)~9月30日(水)まで、セラーバーで「大人のかき氷」、かき氷カクテルがあります。

(出典:リーガロイヤルホテル東京 公式サイト https://www.rihga.co.jp/tokyo/restaurant/list/cellarbar/recommend)

(出典:リーガロイヤルホテル東京 公式リリース https://www.rihga.co.jp/hubfs/assets/pdf/tokyo/release/2026/20260527.pdf)

これらはまさに、暑い夏の大人のお散歩にぴったりのフェアです。
散策のスタート(または事前)に椿山荘でひんやりしていくもよし、歩いたゴールのご褒美としてリーガロイヤルホテルのかき氷カクテルでクールダウンするのもありです。


まとめ:五感で涼む、大人の夏散歩へ出かけよう
ダイナミックな霧に包まれる椿山荘の「東京雲海」と「スプラッシュ」、そして川沿いの風を感じるレトロさを感じる「空中遊歩道」、そして歴史の重みを感じるリーガロイヤルホテル東京の大隈庭園、これらは実はとても近い距離にあって、一度に散策することが可能です。

このルートには、東京の夏だからこそできる「涼」の歴史的な楽しみ方があり、子供のころを思い出す階段やすべり台を通って、旧山県有朋邸から旧大隈重信邸へと続けて訪れることが可能です。この2つの庭園には運命的なエピソードがあって、それを知るとこのあたりの地形にも興味がわいてきます。

今回のルートは涼しさと歴史を感じられるルートで、しかも基本的に下り方向のみです!そしてルート上の2つのホテルではどちらも「かき氷フェア」をやっています。ぜひ、五感で涼む贅沢な大人のお散歩に出かけてみませんか?
番外編:オリンピック金メダルを記念した金色の郵便ポスト
東京オリンピックのレスリングで須﨑優衣選手が金メダルを取ったのを記念した金のポストが母校早稲田大学の正門前にあります。これは公式のポストで、政府と日本郵便が一緒に行ったプロジェクトで作られたものです。

日本全国に79個のゴールデンポストがあるようです(出典:内閣官房ゴールドポストプロジェクト) 。そして須崎選手のゴールデンポストの場所はこちら↓
こうしたちょっとした工夫で日常を面白くする感じ、大好きです!


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