※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです
この記事には広告が含まれています
プノンペンの中心部にある「オルセーマーケット(Orussey Market)」の周辺は、観光地化されたリバーサイドエリアとは異なり、地元の人々の熱気がそのまま残る生活感あふれるエリアです。個人的にはプノンペンで最も好きな場所です。

今回は、このエリアの定番である「オルセーレストラン」のテイクアウト肉まんと、かつてこの場所に滞在した記憶、そして今回キャピトルの前で起きた少し不思議な出来事についてまとめました。

「オルセーレストラン」のテイクアウト肉まん

オルセーマーケットのすぐ近くにある「オルセーレストラン(Orussey Restaurant)」は、朝から多くの地元客で賑わうローカル食堂です。店内で食べる麺料理も人気ですが、店先で蒸し上げられている大きな肉まん(包子)も魅力的で、持ち帰る人がとても多いです。
店頭には大きな蒸籠が重ねられ、白い湯気が立ち上っています。注文は店員さんに指差しで必要な個数を伝えるだけで、ビニール袋に入れて手軽に渡してくれます。



今回は持ち帰ってホテルでいただきました。見た目以上にずっしりとした重みがあります。
- 生地:厚みがあり、ふっくらともちっとした食感。ほんのり甘みがある。
- 餡:しっかり味がついた豚肉に加え、ゆで卵や中国風ソーセージ、塩漬け卵などがゴロッと入っている。
具材が豊富で満足感が高く、食事にもつまみにもいい味付けとボリュームです。

レストラン前の屋台で味わう、串焼きとピクルス

オルセーレストランのすぐ前や周辺の路上には、時間帯によってさまざまな屋台も出ています。中でも目を引くのが、炭火で肉を焼き上げる串焼きの屋台です。
香ばしい煙に誘われて覗いてみると、メニューには串焼きだけでなく、甘酸っぱいピクルスとカットされたフランスパン(バゲット)がありした。

今回はここで串焼きをサンドイッチにして食べることにして、肉まんは持ち帰ることにしました。
- 串焼き:甘辛いタレをつけて香ばしく焼かれた肉。
- ピクルス:きゅうりやパパイヤなどを酢漬けにしたもので、肉の脂っぽさをさっぱりとリセットしてくれます。
- バケット:軽く炙ったパンに肉やピクルスを挟んで食べると、手軽なサンドイッチのようにも楽しめます。
下の写真の後ろに映っているのがオルセーレストランの肉まん蒸し器です

カンボジアでは定番の組み合わせですが、香ばしいお肉と酸味のあるピクルス、そしてパンの食感が絶妙に合う美味しさです。オルセーレストランで肉まんを買う際、併せてチェックしてみるのもおすすめです。
その他、オルセーレストランの隣にはコスパの良いフルーツシェイク屋台↓もあります。

かつての記憶と「キャピトルゲストハウス」
オルセーマーケット周辺を歩いていると、オルセーマーケットを左にして2ブロック進むと「キャピトルゲストハウス(Capitol Guesthouse)」があります。1Fはカフェと旅行会社になっています。

今回は別の宿に滞在していたため宿泊していませんが、だいぶ昔にプノンペンに滞在していた際、拠点にしていたのがこのキャピトルゲストハウスでした。当時はプノンペンで有名な安宿で、ここの2Fにベニヤで仕切っただけの「個室」に滞在していました。朝や夕方にはテラスに出て、オルセーマーケット前の空き地だった広場や行き交う人々、バイクや自転車の波をぼんやりと眺めて過ごす時間が好きでした。
かつてはここから上がったところがフロントでした↓

バックパッカー宿から旅行会社へ
昔のキャピトルは、安宿と小さなカフェレストランが一体になった、典型的なバックパッカー向けの宿でした。当時は自社で長距離バスを運行するような規模ではありませんでした。ただ当時でも2号店としてキャピトル2(キャピ2)や、さらにキャピトル3もあったような記憶もあります。
そしてキャピトル3は実際にありました↓

現在のキャピトルは「キャピトルツアー(Capitol Tour)」として大きく発展しています。カンボジア国内の主要都市はもちろん、ベトナムのホーチミンなどへ向かう国際バスも多数運行しています。かつての「旅人の宿」という雰囲気から、すっかり交通のハブへと姿を変えていました。
こうした、ゲストハウスから旅行会社へ、という流れは東南アジアの安宿では必然のような気もします。ホーチミンのシンカフェやキムカフェが旅行会社へと変貌していくのを見ていましたが、当時はプノンペンまではこの流れは来ていませんでした。

キャピトルの前で出会ったおじいさんと、ビール

今回、昔を懐かしみながらキャピトルの前を通りかかったときのことです。
建物の前でバスの荷物を整理していた従業員と思われる年配の男性が、こちらに気づくと私をめがけてまっすぐ歩み寄ってきました。そして、何か英語ともクメール語ともつかない言葉で話しかけてきました。
特に会話が噛み合ったわけではありませんでしたが、その場を離れてキャピトルの外観や近くを写真に撮っていました。その後また同じ場所を通ると、今度はそのおじいさんは、手に持っていた缶ビールを、なぜか私に手渡そうとしてきました。
突然のことに驚き、言葉が通じない分、気を悪くされないように丁寧にお断りしてその場をあとにしました。なぜかこみあげてくるものを感じつつ「一体あれは何だったのだろう」と不思議な余韻が残りました。もしかすると、かつてここに滞在していた頃に出会った誰かだったのか、それともただの気まぐれな歓迎だったのかはわかりません。
帰国後、当時の写真を探してみましたが、そのころは今ほど気軽に写真を撮らなかったこともあり、キャピトルの写真はほとんど残っていませんでした。もちろん、あのおじいさんらしき人物の写真も見つかりませんでした。
解けない謎のままですが、こうした予期せぬ出来事もまた、旅の面白さだと感じます。
今のキャピトルの入り口はこちらのようです。キャピトル「ホテル」になってます↓

オルセーマーケット周辺の歩き方
オルセーマーケット周辺は、一日中活気に満ちています。特に朝から昼過ぎにかけてが最も賑わっています。車やバイクの交通量が多いため、道を渡る際は注意が必要です。

マーケット内部には衣料品から日用品、ローカルフードの屋屋台までがぎっしりと詰まっており、周囲の路地にも飲食店や商店が並びます。リバーサイド周辺のような観光地向けの洗練された雰囲気とは異なりますが、プノンペンの「日常の熱気」を肌で感じられるエリアです。

特にオルセーマーケットはプノンペンの数あるマーケットの中でも一番のおススメです。市場の中も市場の裏側も、とても魅力的なエリアです。

- 市場内:狭い道に商品がうずたかく積み上げられていて、うまく通り抜けられないほどです。そこを食べ物を売る人たちがすり抜けるように食べ物や飲み物を持って歩いていきます。建物内は3階までありますが、迷路のようです。
- 市場外:オルセーマーケット裏側には、生鮮食品を売る店が道の両側に並んでいます。切り分けられた肉、バケツやたらいに入っている生きている魚、果物や野菜などもあります。見ているだけで面白いです。そしてその合間をバイクや自転車や台車が通り抜けていきます。
※混雑している市場内では特に、手荷物に注意してください。スマートフォンはネックストラップをつけておくことをおすすめします。

最後に…
プノンペンの日常と、昔の記憶、そして少し不思議な経験。私にとってオルセーマーケット周辺は、美味しいローカルフードを味わいながら、街の移り変わりや旅の余韻に浸れる場所でした。
今思えば、なぜキャピトルのカフェを素通りしてしまったのか、コンデンスミルクたっぷりのカンボジア風(ベトナム風)コーヒーでも飲まなかったのか、と思っています。なんか照れくさくて、少し恥ずかしかったんですよね笑
当時「夜は出歩くな」「暗くなって道を渡るときは走れ」そんなことを言われていて、その危険さをリアルに感じれる雰囲気でした。またシェムリアップにはボートでしか行けなくて、しかも「スローボートは狙われるから乗るな、スピードボートにしろ」と仲良くなったカンボジア人に真剣な顔で言われていました。
あれからだいぶ年月が経った今、同じ場所を訪れながらも、もう一歩、キャピトルのカフェに踏み込まなかったことを少し後悔しています。
プノンペン観光を効率よく楽しく【kkday】
📷 【あわせて読みたい関連記事】
👉 [【カンボジア・プノンペン】治安が安心なBKK1エリア!Patio Hotel & Urban Resort|観光も仕事も快適な絶景プール宿] (プノンペンで最も治安が安定しているボンケンコンエリアのパティオホテルでおすすめの過ごし方とプノンペンでの注意点をまとめました)
👉 [【カンボジア・プノンペン】市場巡りおすすめ4選!一番の推しは「オルセー市場」|ローカル感・特徴を35枚超の写真で比較] (オルセー、セントラル、オールド、ナイト、の4つの市場のみどころを豊富な写真と地図で詳細に紹介しています。イチオシはオルセー裏!)
👉 [台湾】滷味(ルーウェイ)ミシュラン選出の臨江街夜市「梁記滷味」完全ガイド~注文方法&冷滷・熱滷・東山鴨頭、さらにはラオス版まで徹底比較~] (台湾のソウルフードともいえる滷味の注文方法と類似屋台との違い、海を越えてラオスにもあった屋台についてまとめています)
👉 [【ソウル東大門】深夜/早朝の食事に迷ったら「東大門本家大釜ソルロンタン」2026最新~27回の韓国訪問経験から~](深夜にオープンする問屋街で、夜食や朝食におススメのお店で、シーンに合わせて選ぶおススメメニューを解説しています)
カンボジア専用Wifi/データ無制限で1日690円【グローバルモバイル】


コメント