※本記事の写真はすべて筆者が現地で撮影したものです
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ツェルマットでの宿選びは、旅の質を左右します。今回宿泊した「Mazot Zermatt(マゾット・ツェルマット)」は、まさに「動きたくなくなる宿」でした。

写真の2階に広がっているスペースがバルコニーです。
特に私が宿泊した2階の客室は、この広大なバルコニーから朝焼けから夕暮れまで、刻一刻と変化するマッターホルンを完全に独占できる、まさに特等席でした。その魅力を、現地で感じた五感の体験を交えてレポートします。
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基本情報
場所は、Zermatt駅からメインストリート(バーンホフ通り)を歩いてすぐという場所です。近くにスーパーがあります。見た目は木のぬくもりを感じる山岳リゾートといったデザインです。
1階はレストランで、夜はとてもにぎわっている人気のレストランです。チキン料理がおススメ。

左側にホテルの入り口があります。チェックイン前後の荷物の預かりもしてもらえました。チェックアウト後の荷物預けは別の建物になります。
レストランの様子

レストランからは、この写真の左奥を通ってホテル(朝食をいただく場所)に通じています。

駅や各種移動手段へのアクセス、周辺環境、雰囲気がとても良いです。古いですが清潔感もあります。
ここにおいしい朝食がついて価格はそれほど高くはありません。むしろツェルマットでは非常に安い部類です。
ネット環境も非常によく、リモートワークも可能でした。トータルでコスパが非常にいいと思います。
そしてこのバルコニーからの眺め。

気になるポイントとしては、建物自体が古いのでエレベーターがありません。そして階段も狭いです。もし部屋が3階だとすると大きな荷物を上げるのは大変かもしれません。

最高の目覚め:BGMは鳥の声、スクリーンは黄金の山
ツェルマットの朝は、静寂の中から始まります。アラームの代わりに聞こえてきたのは、バルコニーのすぐ近くでさえずる鳥の声でした。

ホテルの横には川が流れていて、その音も自然を感じさせてくれます。このロケーションも貴重だと思います。

2階という高さは、街の空気感と自然の距離が近く、非常に心地よい環境です。ベッドから抜け出し、そのままパジャマ姿で広いテラスへ。そこには、山頂からオレンジ色に染まり始めた「黄金のマッターホルン」が、遮るものなくそびえ立っていました。

わざわざ展望台へ向かうための早起きも、場所取りも不要。この「部屋から一歩も出ずにベストショットを待てる」という環境は、時間効率(タイパ)の面でも最強の贅沢と言えるでしょう。
コーヒーを飲みながら刻一刻と表情を変えるマッターホルンをパジャマのまま眺めていられます。

2階客室の「広すぎるバルコニー」という資産
この部屋の最大の特徴は、リビングの延長線上にあるかのような広大なバルコニーです。
そしてここには椅子とテーブルのセットがあります。

- プライベート・カフェとして: テラスのテーブルでコーヒーを飲みながら、目が覚めていく感覚を待つ。澄んだ空気の中で鳥の声を聞きながら、マッターホルンを眺めて過ごす時間は、どんな高級カフェよりも価値がありました。
- 定点観測の拠点: 同じ場所から対象を観察し続けるのは興味深いです。朝の鋭い光、昼の堂々とした佇まい、そして夕暮れの静かな影。部屋の中にいても常に視界に山が入るため、一瞬の表情も見逃すことがありません。
夕暮れ時、マッターホルン山頂が雲に覆われたひと時すら美しい…

地元スーパーでワインを入手し、贅沢な「私設バー」を開店
夕刻、観光客で賑わう街を横目に、すぐ近くのスーパー「Coop」でスイスワイン、ビールとラドラー(フルーツビール)、チーズ、生ハムを買い込みました。

ツェルマットはレストンが多く、そうしたレストランでの食事も魅力的です。チーズフォンデュやタルタルなど、とても魅力的です。ですが、このバルコニーでのちょい飲みも外せません。

- コスパと満足度の最大化: わずか数千円で揃えたワインと食材。それをこの絶景の中で味わう。チップも人目も気にせず、酔い心地に合わせてマッターホルンを眺める時間は、至福の一言に尽きます。
- 夕暮れのグラデーション: ワインを片手に、空が深い青へと変わっていく「ブルーモーメント」を眺める。街の灯りがポツポツと灯り始める様子をテラスから見下ろすのは、宿泊者だけの特権です。
椅子に座った状態から撮ったマッターホルンと、テラスから宿泊した部屋を撮った写真


タイパ&コスパ最高!朝食付き
ここまでで十分魅力的ですが、朝食もついています。焼きたてのパンはレストラン側で焼いて持ってきてくれます。朝食用のパンはスーパーの冷凍パンタネのようでしたが、オーブンで焼くので、焼きたてはおいしかったです。

ここのスタッフは1人でホテル側を回していました。いろいろ話をしましたが気持ちの良いスタッフでした。
ホテルの朝食会場からホテルの裏側の様子。花がたくさん咲いている空地と、右側は川です。

宿泊して分かった「Mazot Zermatt」の実用性
情緒的な魅力だけでなく、実用的なメリットも整理しておきます。
- 抜群のロケーション: 駅からメインストリートを通ってすぐ。重い荷物を持っての移動が最小限で済むため、高地での体力消耗を抑えられます。
- Wi-Fi環境: 室内はもちろん、バルコニーでも通信は安定。この絶景をバックにちょっとした作業をしていたのですが、驚くほど捗りました。
- 伝統的な温かみ: 木材を多用したシャレー風の内装は、機能的でありながら「スイスに来た」という実感を強く与えてくれます。
- 聞こえてくる音: 隣りを川が流れていて、この音がとっても癒されます。さらに鳥の鳴き声が歌っているような音で安らぎを与えてくれます。
川越しにみたMazot Zermatt

まとめ:ツェルマット滞在の「理想」がここにある
「Mazot Zermatt」での滞在は、単なる宿泊ではなく、「マッターホルンとともに暮らす」ような体験でした。
2階の広いテラスで、鳥の声を聞きながらコーヒーを飲み、夜はワインと共に山のシルエットを眺める。観光地を忙しく巡るのも旅の醍醐味ですが、こうした「日常としての贅沢」を叶えてくれる場所こそ、神レベルのホテルだなと思いました。
もしツェルマットを訪れるなら、ぜひこの「バルコニー付きの部屋」を指定することをおすすめします。そこには、写真では決して伝わらない、空気感と静寂が待っています。
夜のマッターホルンも部屋の中から…

マッターホルンの手前に教会の尖塔が見えるのもポイントです。この景色が部屋から一日中見ることができます。




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